中絶が女性に与える影響

中絶は女性に大きな負担をかけます。まず、身体的な負担です。初期であっても妊娠しているので、女性の体はホルモンバランスに伴って変化しています。人工的にこの変化を妨げようとすると、急激に元の体に戻るために子宮が収縮して痛みが生じます。

また手術が終わって1週間ほど出血があります。出血の量が多すぎたり、痛みを感じたりする場合は、早めに受診します。ホルモンバランスの乱れから生理不順や不正出血が起こります。わずかですが後遺症の危険性もあり、中絶手術が原因で不妊症や習慣性流産などを引き起こします。

子宮内部を掻き出すときに、子宮の内側の筋肉が軽く削られます。手術を繰り返すと子宮内部が荒れて癒着を起こすとされ、妊娠できない体質になる「アッシャーマン症候群」になります。そして中絶手術は、女性に精神的な負担をかけます。中絶したという罪悪感や不安から情緒が不安定なり、術後のケアが必要です。

頭痛やうつなど様々な症状が現れ、中絶手術を経験したおよそ20%の女性がPTSDに苦しんでいます。堕胎した子どものことを繰り返し考えたり、当時の様子を再経験するフラッシュバックが怒ったりします。出産予定日や手術をした日になると、強烈な悲しみに苛まれる人もいます。現在はインターネットの普及によって、これらの体験を語り合う場所が増えています。

顔を知らない相手だからこそ、心の奥底に眠る感情を打ち明けて前向きな気持ちにさせる役割があります。

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